アーシング測定キットの使い方|体表電圧の測り方と電磁波測定器との違い

アーシング測定キットは、アースの接続、グッズやコードの通電、体表電圧の変化、コードの断線を確認するためのキットです。まず「①アース接地の確認」「②製品チェック」を行い、その後に「③体表電圧測定」へ進んでください。

「身体の静電気の測り方」を探している方へ。このキットで測る体表電圧は、金属に触れたときに「パチッ」となる静電気の量とは異なります。静電気そのものを直接測定するための機器ではありません。

この記事でわかること

  • アーシング測定キットでできる4つのこと(動画つき)
  • 体表電圧測定でわかること・数値の見方
  • 高価な身体電圧測定器との違い

電磁波測定器でのアーシング確認はおすすめしません

アースに接続しないタイプの電磁波測定器は、持ち方や置き方、周囲の電場によって数値が変わります。マットに置いて数値が下がっても、それだけでアーシングできているとは判断できません。

アースに接続するタイプとは測定条件が異なります。当社では、アーシングの確認にはアースに接続して使うアーシング測定キットをご案内しています。

数値が上がる場合・下がる場合の違いや、測定器の原理は、下の動画で説明しています。

アーシング測定キットと電磁波測定器の違いについて


アーシング測定キットでできること

💡 測定キットの4つの機能

  • ①アース接地の確認:アースが地面に繋がっているか(機能しているか)確認できる
  • ②製品チェック:グッズやコードが接触不良なく、アーシングができる(電気が通る)状態か確認できる
  • ③体表電圧測定:その場所での体の表面の電圧を測定し、アーシングしたときにどれくらい数字が下がるかを確認できる
  • ④断線チェック:どのコードが断線しているのかを確認する

必ず、①→②→③の順番で測定してください。

テスターの測定棒のキャップを付けた状態と外した状態の比較

測定前に、測定棒の先端のキャップを外しているか確認してください。


①アース接地の確認

この動画では、テスターを使って、アースが地面に接地され正常に機能しているかを簡易的に確認する方法を解説しています。

②製品チェック

アーシンググッズやコードにきちんと電気が通っているか(通電しているか)を確認する手順です。

 

💡 この2つの確認をすることでアーシングができる事は確認できました

ちゃんと使用できるアースに、ちゃんと使用できるグッズという確認ができたので、この段階でちゃんとアーシングができることが確認できます

③体表電圧測定

体表電圧測定の説明、体表電圧測定とは何か、正しい測り方・間違えやすい測り方をあわせて解説しています。

④断線チェック

断線しているかもしれない場合はこちらで確認してみてください。
※こちらの機種は旧タイプのものになります。


体表電圧測定について

アーシング測定キットで測っているのは体表電圧です。体内に溜まっている静電気の量を直接測っているわけではありません。
体表電圧とは、測定場所の電磁波(電場)による、身体の表面に生じている電圧のことで、テスターで測っているのはこの体表電圧です。

一方、金属に触れたときに「パチッ」となる静電気は、静電気測定器などで測定する別の現象です。アースにつながったテスターの測定棒に触れることで電荷が逃げるため、体表電圧の測定値を、そのまま静電気の量として読むことはできません。

電化製品や電気配線の周囲には電場が生じ、その影響によって身体にも電圧が誘導されます。これを誘導電圧といいます。
そして、身体をアースにつなぐと電荷が大地へ移動し、身体とアースとの電位差が小さくなるため、測定値が下がります。アーシングをやめると再び周囲の電場の影響を受けるため、測定値が戻ります。

この測定で確認できるのは、アーシングによる電気的な変化であり、健康効果そのものではありません。

⚠️ 「0Vになる」動画・写真には要注意

アーシング後にテスターの数値が0Vになる写真や動画をよく見かけますが、それは抵抗のないコードを使っている・条件がとても良い・測り方が間違っている、のいずれかです。

条件によっては0.001〜0.003Vのような微小な電圧が表示されることもあります。ただし、この数値はすべての場所や機器に共通する判定基準ではありません。

下がったときの数値は、その場所の電圧や人によって変わりますし、使用するテスターによっても多少変わります。まれに数値が上がることもありますが、「①アース接地の確認」と「②製品チェック」ができていれば、体表電圧の測定結果が何Vであっても、アーシングできる状態であることは確認できます。なお、感じ方には個人差があります。


数値が上がったとき・下がりきらないときの確認

体表電圧の数値だけで、アースの接続やコードの断線を判断しないでください。先に「①アース接地の確認」と「②製品チェック」を行い、断線が疑われる場合は「④断線チェック」で確認します。

テスターとアーシンググッズを別々のアースに接続すると、アース同士の電位差によって、アーシング後の数値が上がる場合があります。テスターの黒い測定棒とアーシンググッズは、同じアースに接続して測定してください。

測定前後で、測定する場所、姿勢、測定棒の当て方などの条件をそろえて比較してください。「数値が上がったから断線している」「数値が下がったから問題ない」といった判断はせず、接地・通電・断線をそれぞれの手順で確認します。


高価な身体電圧測定器との違い

アーシング測定キットと同じことができる測定器は2万円弱〜3万円ほどのものもありますが、当社のアーシング測定キットとの違いはテスター自体の「精度」です。アーシングができているかを確認するだけであれば、そこまで高価で精度のよいものでなくても問題ありません。

💡 自分のテスターで代用するには

0.000まで計れる、オートレンジ(小数点の位置を自動で調整してくれる)タイプのデジタルマルチメーターを選びましょう。加えて、アースに接続するための長いコードが必要です。コンセントチェッカーをアーシング測定キットの代わりに使うことは、当社ではおすすめしていません。

テスターの黒い方は、アーシンググッズが接続されている同じアースに接続して測定してください。

⚠️ 測定時の注意点

また、テスターとアーシンググッズのアースを別々の場所から接続すると、アース同士にも電圧の差があるため、アーシングしても数値が上がってしまうことがあります。同じアースから測定するようにしてください。


測定しているのはその場の環境の電圧なので、測定する場所や条件によって数値は大きく変わります。測定例として、アーシング前は2〜3Vで、アーシング後は0.1〜0.6Vとなる場合や、アーシング前は1Vで、アーシング後は0.4〜0.6Vとなる場合があります。これはアーシングコードに安全性のための抵抗があるためで、特に問題ありません。場所によっては30〜40V以上のところもあります。

アーシングの目的は、電磁波対策だけではなく、大地とつながることです。体表電圧の数値を0Vにすること自体が目的ではありません。正しくアーシンググッズを繋げて数値が下がれば、アーシングされているということになります。いろいろな場所で測ってみるとどの場所でどれくらいの電磁波の影響があるかの指標になりますので、面白いので、ぜひ試してみてください。


アーシング測定キットについてよくある質問

体内の静電気の量を測れますか?

いいえ。このキットは静電気の量を直接測定するものではありません。アースの接続、グッズやコードの通電、体表電圧の変化、断線を確認します。

電磁波測定器をマットに置いて数値が下がれば、アーシングできていますか?

その結果だけでは判断できません。接地しないタイプの電磁波測定器は、持ち方や置き方でも測定条件が変わります。違いは、この記事の「アーシング測定キットと電磁波測定器の違いについて」の動画をご覧ください。

体表電圧が0Vにならないと、アーシングできていませんか?

0Vにならないことだけで、アーシングできていないとは判断できません。測定場所、機器、コードの抵抗などで数値は異なります。先にアース接地の確認と製品チェックを行ってください。


まとめ

💡 3ステップ確認チェックリスト

  • STEP 1:アース接地の確認(コンセントのアース穴が機能しているか)
  • STEP 2:製品チェック(アーシンググッズが問題なく使用できるか、電気が通る状態か)
  • STEP 3:体表電圧測定(アーシング前後で数値が下がるか)

STEP1,STEP2が確認できればアーシングはできる状態です。
まずはこの3ステップを順番に確認してみてください。


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