アーシングマットとESDマット(静電気除去マット)との違いについて

アーシングマットとEDSマット(静電気除去マット)との違いについて

ESDマットでもアーシングは出来ますが、アーシング用のものではございません。

体の表面の静電気がパチパチならないようにして、精密機械を壊さないようにするのが、静電気除去用(ESD)の素材です。このESD製品をアーシング用に代用している人もいます。

緑色のマットはアーシング専用マットではなく、ESDマット(導電性マット)という静電気放電マットです。本当は緑色だけではなく、グレー、パープルなど色々な色もありますが、、、
ESDとは静電気放電の略称です。
よく冬にパットなる静電気は、体の表面の静電気が一気に放電されることによってパチッとなります。
このESDマットは電子部品を作る工場などで、体の表面の静電気が一気に放電されることによってパチッと人から放電されて電子回路や半導体部品を破壊しないように守る為にゆっくり静電気を放電するためのものになります。ゆっくり体の表面の静電気を流せばパチッとなりません。
ゆっくり静電気を逃がすためには2層にしてわざと表面の抵抗を高く、裏面の抵抗を低くして静電気を逃がしてあげるしくみになります。

このマットにアース線を繋げればアースにゆっくり静電気が流れるしくみです。
ゆっくり静電気を逃がしてあげる事でパチッというのを防ぎます。

マットの色は黒が一番通電性があります。カーボン(炭素)を含有させることによって通電性を持たせています。色を不純物として入れることで抵抗をつけています。

EDSマットの表面の抵抗値は大体10^6~10^9Ω前後です。
アーシングには体の表面の静電気ではなく、体の中の静電気を抜き、地面にある自由電子を身体に取り込むので、抵抗が少ないほうが向いています。

一般家庭では基本的に100Vです。
ESDマットほどの抵抗値があれば万が一上記のことがあっても事故にはなりません。1MΩは工場などの高圧電流に触てしまったときなどに事故を防ぐために必要な抵抗値です。

一般家庭でアーシングするのに1MΩの抵抗値は必要ありません。

もう一つ、現在はアーシングに対しての規格はございません。

またこれはESD製品とは別で電化製品ですが、アースコードの規格には抵抗値の下限は定められていなくて、色や、太さなどは規定があります。
電化製品の漏電防止のアースコードに抵抗があったら漏電した電気がアースにすぐ流れないから漏電防止にならなくなってしまうからです。

ちょっと難しい言葉がでてきますが、
ESD製品の手につけるリストバンドコードの規格ですが、
JIS規格(C61340-4-6)に試験方法が規定されています。
ISO規格(61340-4-6)の翻訳と同じですが、その中に、

抵抗の値については、
利用者の指定がない場合の上限は5MΩ未満
下限の規定はありません。

リストバンド(コード)を装着して全部の抵抗値
上限は35MΩ以下
利用者の指定がない場合の下限の規定はありません。

とあります。

気になる人は→JIS規格(C61340-4-6)クリック

ちなみにこの緑のマットでアーシングしたいのなら、例えばamazonさんで別々にESDマットとESD用アースコードを購入すれば半額ほどでほぼ同じものができますよ。

この製品でもとりあずアーシングは出来ますが、アーシングの効果を発揮するには抵抗が大きすぎる為、アーシングには向いていません。

 

抵抗値について

10^3~10^4Ω」など、よく表記してあります。これはどういう意味か?

難しく思えるかもしれませんが実はそんな難しくありません。

例えば、「10*3」とは、「10の3乗」の事を意味します。

「10の3乗」は10を3回かけることですので=10×10×10=1000

という事は、10*3Ω=1000Ωとなります。

抵抗値というのは、気温や湿度などにより、誤差がでます。

その為、「10^3~10^4Ω」この様な表記になります。

これらの素材では「10^3~10^4Ω」が一番低いと思っていただいて大丈夫です。

 

たとえば、当社のマットと同じようなの他社さんのアーシングマットでも抵抗値は「10^6~10^9Ω」というのがございます。

先ほどESDマットの抵抗値をご紹介しましたが、抵抗値がESDマットとほぼ同じです。当社からしたらちゃんとしたアーシンググッズとは言えません。

 

「10^3~10^4Ω」と「10^6~10^9Ω」の抵抗値を比較してみると、

 

10^3~10^4Ω」=1000~10000Ω(=1kΩ~10kΩ)

「10^6~10^9Ω」=1000000~1000000000Ω(=1000kΩ~1000000kΩ=1MΩ~1000MΩ)

 

この様になります。数字の差ですとこれだけ違いがでてしまいます。

そして安全性の為にアーシングコードに100kΩの抵抗が内蔵しています。わかりやすく言うと安全性の為には100kΩあればいいという事になります。

アーシングコードの100kΩとマットの抵抗値を合計すると、

当社「10^3~10^4Ω」+「アーシングコードの100kΩ」=101000~110000Ω(=101kΩ~110kΩ)

他社「10^6~10^9Ω」+「アーシングコードの100kΩ」=1100000~1000100000Ω(=1100kΩ~1000100kΩ=1.1MΩ~1000.1MΩ)

これらの事から、抵抗値が10^6~10^9Ωでしたら、10^6Ωの時点で、1100kΩですので、抵抗は必要ありません。

抵抗値の違いはこのカーボンの含有率が関係してきます。
このカーボンの含有率が多ければ抵抗も低くなり、ESD製品は不純物を混ぜる事で抵抗を高くしています。

 

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