タイトルは「身体の静電気の測り方」とありますが、静電気は特殊な測定器でなければ測れません。
初めに、静電気とは皆さんご存じの、冬などによくある金属をさわると「パチッ」となる静電気のことです。この現象は身体の表面に溜まった静電気が、電気が通りやすい金属に触った瞬間一気に放電することでパチッとなります。こちらがみなさんがよく知っている静電気だとおもいますが、それとは別に体内に溜まる体内静電気というものもあります。
アーシング測定キットはこれらの静電気を測定するのものではございませんが、違う方法でアーシングが出来ているか確認することができます。
※要注意※
電磁波測定器では、アーシングできるかを正しく確認できないことがございますので、
電磁波測定器でアーシングができているかの確認・測定はしないでください。
アーシングができているかどうかを確認する場合は、アーシング測定キットをご使用ください。
目次
アーシング測定キットでできること
①アース接地の確認
・アースが地面に繋がっているか(機能しているか)確認することができる
②製品チェック
・グッズやコードが接触不良なく、アーシングができる(電気が通る)状態か確認できる
③体表電圧測定
・体の表面の電圧を測定することができる。
・アーシングしたときにどれくらい数字が下がるかを確認できる。
④断線チェック
・どのコードが断線しているのかを確認する
※必ず、①➡②➡③の順番で測定してください。
①アース接地の確認
②製品チェック
③体表電圧測定
断線しているかもしれない場合はこちらで確認してみてください。
※こちらの機種は旧タイプのものになります。
④断線チェック
体表電圧測定について(体内電圧や身体電位)
結論から言うと、体内の電気はアーシング用で売っている測定器では測ることができません。
youtubeやブログ記事などで、テスターで“体内電圧”や“身体電位”を測ると言われていることがよくありますので、
体の中の静電気を測れると思われてしまう方が多いのですが、
まず何を測定しているのかを理解するところからはじめてみましょう!
※以下、当社が測定しているのは電圧なので「体表電圧」と呼びます。
体表電圧とは・・・測定場所(その場所)の電磁波(電場)による、身体の表面にある電圧。
電化製品は電源が入って動いていますよね、電気が通っている電線は周囲に電磁波を発生させます。
この電磁波の中には電圧があります。
それを誘導電圧といい、測定しているものは誘導電圧になります。
アーシング測定キットで測定しているもの
体の表面の静電気は微量で、例えばアースに繋がっているテスターの棒を触っただけでも逃げていってしまいます。
もちろんアーシングすればすぐに逃げていってしまうため、静電気を計るには特殊な装置でしか計れません。
体表電圧測定はその場所の電圧を測り、アーシングすることでその電圧はアースに流れるので数値が下がるのです。
アーシングをやめると数値が戻るのは、体の表面の電圧を測っているからです。
アーシングしていない状態に戻るので、測定値はもとの状態に戻るということになります。
よく、数値が0Vになる写真や動画がありますが、アーシングコードに抵抗がないものや、当社の製品のように安全性の為にアーシングコードに抵抗が内臓されていても数値が0Vになるいい条件が整っている為か、測り方が間違っているかのどれかです。
なぜかと言うと、人も電気信号で動いているため、同じように電気を発しています。人も常に動きがある為、電圧が発生しています。
なので本来、理論的には0Vになる事のほうが考えずらいと言うことになります。
条件がよくても0.001~0.003Vなどのような微量な電圧は測定されると考えていいでしょう。
下がったときの数値が高かったり低かったりするのは、その場の電圧の高さや、人によっても変わってきます。
そして測るテスターによっても微妙に数値が変わってきます。
もちろん体表電圧を測定し数値が高ければ、電磁波による影響も高いという事になります。
稀に数字が上がることがございます。
「①アース接地の確認」と、「②製品チェック」ができていれば
体表電圧を測定し、結果「何V」でも、数字が動けばアーシングできているという事になります。
高価な身体電圧測定器とアーシング測定キットの違い!
アーシング測定キットや、身体電位測定器のお値段
お値段が2万弱~3万円のものと当社のアーシング測定キットでは何が違うのかというと、
テスター自体の「精度」というものが違います。
いかに誤差が少ないかという事なのですが、アーシングが出来ているかを確認するのであれば
多少の精度は要求されますが、
そこまで高価で精度のよいものではなくても特に問題ありません。
「そんなの高くて買えないよ!!」
安いデジタルマルチメーターではだめなのですか?
デジタルマルチメーターでも、なんでも良いわけではないのです。
0.000まで計れるテスターを選びます。
オートレンジという小数点の位置をオートで動かしてくれるものがいいと思います。
そして、これが一番重要なのですが、
アースに接続するための長いコードが必要になります。
※注意※コンセントチェッカーをお勧めしている業者さんもいますが、あれは精度が良くないのでお勧めしません。
もし対応しているテスターだけお持ちの方は、テスターの黒い棒の方を別で銅線を用意して延長させてアースまで繋げる事ができれば同じことになります。
測定する際、テスターの黒い棒はアーシンググッズと同じアースからとってください。
※注意※テスターとアーシンググッズのアースを別々に接続して測定すると、アースは全て同じ0Vではありません。それぞれのアースにも電圧の差がありますので、アーシングしても数値が上がってしまう事があります。
測定しているのはその場の環境の電圧なので、測定する場所や条件で数値が全然変わってきます。
アーシング前は2V~3Vで、アーシングしても0.1~0.6Vまでしか下がらなかったり、アーシング前1Vでも0.4~0.6Vまでしか下がらない事もあります。
これは、アーシングコードに安全性の為の抵抗があるからなので、下がらないというのは特に問題ありません。
場所によっては30V~40V以上のところもあります。
アーシングの本来の目的は電磁波対策だけではなく、大地と繋がり、体内静電気を逃がすということなので、
正しくアーシンググッズを繋げて数値が下がれば、アーシングされているという事になります。
いろいろな場所で計ってみると面白いので試してみてくださいね!