アーシングコードに抵抗器が内蔵されている理由

アーシングコードに抵抗器が内蔵されていることは皆さんご存知でしょうか?
これがあることでアーシングが安全にできていることもあるのです。

どのような安全性の為に抵抗器が内蔵されているのか?

アースから逆流してくるノイズの除去、万が一の感電防止の役割があると言われています。

ノイズの除去

アーシング製品をアースに繋げる事で、アースから入り込んできてしまうノイズがあります。
地面の環境により、そのアースから入り込んでくるノイズの影響を受ける場合があります。

そういったノイズを低減、除去してくれる役割があると言われています。

万が一の感電防止とは

アーシングしているということはどういう状態なのか、わかりやすく説明いたします。

まず、感電はなぜ起こるのかを理解しましょう。

感電とは、体に電流が流れ、障害を受けることです。

感電と聞くと、「ビリビリ」というようなイメージが強いかもしれませんが、

人体に影響を感じなくても、電流が流れれば感電と言うのです。

■これは、人体が影響を感じる感電事故です。

電気は高い所から低いところへ流れます。
コンセントのプラスは100V、コンセントのマイナスは0Vです。
人体は電気を通すので、電気はプラスからマイナスへと流れます。
一般家庭のコンセントは最大100Vなので、人体には最大100V流れることになります。

地面に裸足で立っている場合

コンセントのプラスは100V、地面(アース)は0Vです。
人体は電気を通すので、電気はプラスからマイナスへと流れます。
一般家庭のコンセントは最大100Vなので、人体には最大100V流れることになります。
アーシングマット上に立っているのと電気的には同じ状態です。

室内で、万が一、最大100Vの電圧がかかっているところに触れた場合

        • コンセントのプラス側
        • コンセントにささっている電化製品のコードの配線がむき出しになってしまっているところ
        • 漏電している電化製品(物にもよります)に触ってしまった場合

      ※スマホ、パソコンのキーボード、マウスなどは5Vほどなので問題ありません。

下の図はコンセントに触れている内容ですが、100Vの電圧がかかっているところという事です。

■人体に影響を感じない感電


室内の床は電気を通しませんので、電気の流れ道がないので、戻っていきます。
何も感じないか、ビリっと感じる事もあります。

その他の例

外で靴の底がゴム製の靴を履いていた場合、ゴムは絶縁なので電気を通しません。この状態でコンセントのプラス側を触っても、体を電流が流れる先がないので、靴底でとまるので感電事故にはなりません。

アーシンググッズを使用した場合

■アースに繋いだ100kΩ抵抗内臓のアーシング製品を使用します。

この時に万が一、最大100Vの電圧がかかっているところに触れてしまった場合

アーシングコードに100kΩの抵抗が入っています。
全く何も感じないわけではなく、人によってはビリッとしますが、感電事故になる事はありません。

■これは感電事故になる感電です


例えば、自作の金網などのアーシングや、コードに抵抗が無い場合、
アーシング中に100Vの電圧がかかっているところやコンセントのプラス、漏電している電化製品などに触ってしまったら、感電事故になります。

※これらの行為は絶対にマネしないでください。

■交流電流が人体に流れたときの反応の基準(通電電流)

0.5mA 無反応
1mA ビリッとする
5mA 相当な苦痛がある
10~20mA 筋肉が収縮して支配力を失う
50mA かなり危険、死に至ることがある

計算式は 通電電流=電圧÷抵抗 となります。

■100kΩの抵抗が内臓されているコードでの計算

●電圧は、日本の一般家庭にながれている電圧100V
●抵抗は、状態によって人体の抵抗値は変わりますが、
・乾いているとき、手と電気の流れている間にも抵抗があり、その接触抵抗を2000Ωとします。汗ばんでいると接触抵抗が0Ωになるのでここでは0Ωとします。
・人体の内部抵抗として、その抵抗を500Ωとします。
・アーシングコードの抵抗は100000Ω(100kΩ)
・アーシングマットの抵抗は1000Ωと、人体の間にも抵抗はありますが少なめに計算するとしてこれはなしとします。
500Ω+100000Ω+1000Ω=合計101500Ωになります。
これを計算すると、

通電電流=電圧÷抵抗=100V÷101500Ω=0.0009852Aこの単位をmAにすると=0.98522mA

四捨五入して人体に流れる電流は1mAになります。
上で示した交流電流が人体に流れたときの反応の基準(通電電流)で「1mA ビリッとする」
このように、万が一電圧がかかっているところに触れてしまっても、事故になるような事はありません。

■抵抗が全くないものでの計算

もし抵抗のない自作のアーシングや、銅線だけでアースに繋がっていた場合、人体の内部抵抗のみだけなので500Ωになります。

通電電流=電圧÷抵抗=100V÷500Ω=0.2A=200mA

と、人体に流れる電流は200mAと極めて大きな電流が体を通過することになります。
もしそのような製品でアーシング中にもし電源等を触ってしまったら・・・
相当危険という事がわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
感電については、命の危険もあるので気をつけましょう。

当社のアーシングコードは種類も豊富で選べますので、
ぜひご利用ください!

 

 


 

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