
食事や運動とともに、身の回りの環境も健康を考える手がかりになります。米国保健福祉省(HHS)は、携帯電話やWi-Fi、スマートメーターなどの電磁界・無線周波放射と健康について、研究や体験、測定方法などの情報を募っています。
この情報提供要請(RFI)は2026年9月21日に連邦官報へ掲載され、提出期限は同年10月21日です。健康影響の評価や今後の研究のために、どのような情報を集めているのかを見ていきます。
HHSが情報を集めている内容
今回の手続きは、英語で「Request for Information(RFI)」と呼ばれる情報提供要請です。
米国保健福祉省は、電磁界(EMF)、無線周波(RF)放射、ワイヤレス放射への曝露と健康影響について、全米および国際的な情報を集めています。
連邦官報に掲載された正式タイトルは、次のとおりです。
Request for Information on Electromagnetic Fields (EMFs), Radiofrequency (RF) Radiation, and Wireless Radiation Exposure
官報では、携帯電話やWi-Fiのような通信機器だけでなく、スマートメーター、ウェアラブル端末、スマートホーム、IoT機器なども対象として挙げられています。
意見を求めている5つの重点領域
今回、特に情報提供が求められているのは、次のような分野です。
- 臨床観察や、実際に報告されている健康上の体験
- 安全基準やリスク評価についての国際比較
- 曝露の測定方法や、公衆衛生上の監視
- 小児や妊婦など、感受性が異なる可能性のある集団への影響
- 今後の連邦研究で、何を優先して調べるべきか
つまり、単に「電磁波は安全か危険か」という一つの質問だけではありません。
どのような環境で、どの程度の曝露があり、どんな測定方法を使い、どの集団について、どのような研究が必要なのか。そうした評価の材料を幅広く集めようとしているようです。
2026年9月21日に公示、提出期限は10月21日
連邦官報への掲載日は2026年9月21日、官報引用は91 FR 59792です。意見提出の期限は2026年10月21日と記載されています。
官報の補足説明には、手続き上の根拠として「21 CFR subpart J」への参照も掲載されています。情報提供要請は、評価に使う資料を集める手続きです。
健康への影響を調べるために、情報と研究を積み重ねる
今回の公募は、健康への影響について、研究の結果と残る疑問を整理するための動きです。HHSは、臨床観察、曝露の測定、安全基準の比較など、幅広い情報を求めています。
今回のRFI自体は、FCCの防護基準を改定する決定ではありません。科学的な知見、測定方法、生活の中での曝露の実態などを集め、評価や提言に役立てるためのものです。
WHOも、低レベルの電磁界への曝露と健康について研究を続けています。WHOの解説では、低レベルの高周波や電源周波数の電磁界への長期曝露による健康への悪影響は現時点で確認されていない一方、研究が継続されていると説明されています。現在の知見を踏まえながら、新たな研究による評価の更新も見ていきたいテーマです。
食事や運動に加えて、身の回りの環境にも目を向ける
健康のために何を食べるか、どう体を動かすかを考えるように、光・音・温度・空気、そして身近な電気的環境を知ることも、暮らしを見直す入口になります。
電磁波対策を考える際は、電場・磁場・高周波を分けて、何をどの方法で見直すのかを確かめると整理しやすくなります。費用や手間、安全性も含めて、自分の生活に合う方法を選びたいところです。
リラクリフェでは、身の回りの環境に目を向ける選択肢の一つとして、アーシングを紹介しています。裸足で大地に触れたり、導電性のあるマットやシーツをアースに接続して使ったりする、暮らしの中に取り入れる方法があります。
アーシングを初めて知った方は、アーシングとは何か、どのように取り入れるかからご覧ください。今回のHHSの公募は、アーシングの健康効果を検証したものではありませんが、電気的環境に関心を持ち、研究と暮らしの両方を知るきっかけになります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の効果・効能を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。
